トラックメイクをするにあたり、制作機材を選定する際に一つの基準となるビートグランプリ認定機材をご紹介いたします。今回は、既にがっつりビートメイクしている人、これからビートメイクをはじめる、音楽好きなBGPファンにオススメ、「MPC X」。
新たに歴史に残る、ビートメイク定番マシンMPC X
ビートメイクをしている人なら一度は聞いたことがあるであろう、「MPC」という言葉。
初代モデルが出てから、約30年間もMPCシリーズがビートメイカーに好まれてきた、その使いやすさからうまれる安心感と、ひらめき。
製造しているメーカーは、ビートグランプリの協賛企業、AKAI PROFFESIONAL。
楽曲制作機材で数々のヒット商品を世に送り出しているAKAI PROFESSIONAL。中でもMPCシリーズは圧倒的人気を誇るシリーズでしょう。
特に、MPCシリーズに関しては、過去のモデルをあえて手に入れようとするビートメイカーがいるほど、各モデルに特色があり、その完成度は高く、時代に左右されません。
過去と未来をつなげる、制作環境を選ばない仕様
さて、MPC Xは過去のモデルとどう違うのでしょうか。
2015年に発売された、MPC TOUCHでは、PCとの接続を前提に、作業効率を圧倒的にアップするタッチパネルを搭載した、革新的なモデルです。
一方でMPC Xは、そのタッチパネルや、PCとの接続など近年の制作環境のニーズに答えながらも、往年の人気モデルのように機器単体でも動作します。
よりシンプルにビートメイクをしていたあの頃のように。
また、制作環境が充実しているプロのビートメイカーの要望にも応えるべく、CVゲートがあり、シンセとの連携が可能です。MPC Xが、制作環境のハブとして機能します。
その柔軟な制作環境への対応力は、拡張制の高さともいえます。
玄人にも初心者にも、長く愛用される
ビートメイカー、これからビートメイクをはじめたいと思いの方の抱えている問題点の一つに、制作機材にかかるコストがあります。
そのようなコスト面を考慮し、パソコンのみで制作されている方や、ビートメイクをはじめることを躊躇されている方も多いのではないでしょうか?
MPC Xの柔軟な対応力、拡張性の高さなどは、機器を短いスパンでコロコロと買い換える必要がないといえます。
AKAI PROFESSIONAL 渾身の新作フラグシップモデル、
MPC Xはまるで、ビートメイク人生をともに歩むパートナーといえるでしょう。