なぜビートグランプリを開催するのかを説明したいと思います。
現在の音楽シーンにとってダンスミュージック、ビートミュージックはクラブなどにとどまらず、CMソングや歌謡曲まで影響を与えます。
クラブやストリートから派生したカルチャーの中で各ジャンル様々な大会が行われます。
勿論表現の領域に優劣をつけるのはナンセンスという捉え方もあります。
しかし、ダンス、DJ、RAP、ビートボックスなどのジャンルでは様々な大会がありメジャー云々は別として、
その中でも影響力を与えるアーティストをHOOK UPするシステムが確立されています。
私はDJで最も歴史のある大会DMCのスーパーバイザーとして運営に携わらせてもらっていますが、毎年大変盛り上がって、 頂点を目指して多くのDJが切磋琢磨します。
そう考えるとトラックメイカーは、どうでしょうか?
私は普段OTAIRECORDというDJやトラックメイク、作曲機材を販売する仕事をしています。
トラックメイクには大変お金がかかります。
そして、機材購入してからも、大変な知識やノウハウを得るために勉強も必要です。レコーディングも本当に時間がかかります。大変です。
曲をやっと作ったとしても、ステージに上がる機会も少ないし、上がったとしてもシンガーの後ろのDJブースがせいぜいです。
もちろん、陰に隠れているポジションが心地よいという人間が多いのも事実です。
しかしそれを加味してもトラックメイカー、ビートメイカーは、地味な存在です。
それでも彼らはトラックを産み出し続けます。
なぜなのかというと、無から有を創造するという人間の根源的な快楽がトラックメイキングの世界には有るからです。
だからこそ今よりももっとスポットライトを当てたいし、日本のトラックメイキングのシーンを盛り上げたいと思ってこのイベントを立ち上げました。
我々は本気でトラックメイカー、ビートメイカー、作曲のシーンをも盛り上げたいと思っています。
おかげ様でビートグランプリは皆様のおかげで順調に運営しております。
単なる大会を行うだけでなく、決勝に進出したアーティストには、交通費も負担しますし、その後のプロモーションもお手伝いします。
トラック作りは孤独です。全国には部屋にこもってとんでもないビートを作っているアーティストがきっとたくさんいるはずです。
多くのトラックメイカー・映像クリエイターの挑戦をお待ちしています。
BGP2015
優勝 OWLBEATS
名古屋が誇る老舗クラブ ClubJB’s で開催された第一回大会!日本最大級のトラックメイクの大会として予選から200名以上の応募者が参加した大会になりました。
優勝したOWLBEATSとAva1ancheの決勝戦は伝説の戦いになりました!

BGP2016
優勝AVA1ANCHE
2015年と同じくClubJB’sでされたれた2016Vol.1は2015Vol.0の熱量をさらにパワーアップした白熱した戦いが繰り広げられました。
2015年で2位ったAva1ancheが見事優勝したのはとても感動的でした。

BGP2017
優勝Qunimune
2017年に開催されたBGP2017vol.02!大会を重ねるごとに出演者のレベルも上がって行き毎年刺激に満ち溢れた大会になっていきました!そんな中優勝したのは前回2位Qunimune、ネットの配信では「職人」とコメントされていたりハイクオリティなビートでした!
前年度の猛者たちが勝ち上がっていく熱い展開が定番化していく素晴らしい大会になってきましたね!

BGP CLASH 2019
優勝 Junes K
ビートグランプリ本大会とは異なる特別会です。基本的にはルール異なる部分はありませんが、Native Instruments社がスポンサーとなり特にNI社製の製品にスポットを当てた大会となりました。

BGP2019
優勝nono.musiq
ビートグランプリとしては番外編含め通算5回目の大会になり決勝トーナメントには昨年のファイナリストから2名、BGPCLASHの優勝者Junes.Kが参加しハイレベルな大会になりました。
その中で優勝したのは若干22歳のnono.musiq!YOUTUBEで動画も公開されております。

BGP CHILL/AMBIENT 2020
優勝mizuha
CHILL/AMBIENTにテーマを絞り開催された今大会はコロナウイルスの影響もあり、すべての工程をオンラインで開催しました。ただエントリー数は過去最高記録を更新し、コロナに負けない大きな盛り上がりを見せました。
結果発表はアートムービーとして仕上げており、大会全体が一つの作品となるようなコロナ禍における新しい音楽の可能性を示した大会になりました。

BGPMUSEUM2021
バーチャル映像部門優勝Ness(Eschakra)
実写映像部門大会マザーズホットココア
2020年に引き続きオンラインで行われた今大会は音楽と映像の融合をコンセプトにした映像コンテストとして開催されました。バーチャル映像部門と実写映像部門の二つの部門に分かれてそれぞれ素晴らしい作品であふれた大会になりました。
バーチャル部門の作品に関してはフランスの映画祭に出品されたり、しかも両部門の優勝者はフランスに行けちゃうという豪華っぷり!!
両部門とも作品はYouTubeにアップされていますので是非ご覧ください!


ざっくりとまとめましたが、いかがでしたでしょうか!今後も歴代大会の様子や注目のアーティストの解説など投稿していく予定なので、お楽しみにしておいてください!!